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  • 執筆者の写真RiskivzyAt'z

【レビュー】Xtrfy M4

更新日:2020年8月3日

みなさま、おはようございます。

RiskivzyAt'zです。


私のスポンサーである「Xtrfy」から出た新ラインアップ「M4」のレビュー記事になります。徹底的に使い込んでからこの記事を書いていますので、ライトからヘヴィな方まで誰にとっても参考にはなると思います。




Xtrfy M4 カタログ(※Xtrfy Japan公式ページから)

【Xtrfy M4 RGB】2019/11


・超軽量構造

・独自の右手用デザイン

・Pixart 3389センサー

・Xtrfy EZコード


カラーラインナップ

・ブラック

・ホワイト

・レトロ

・ブルー

・ピンク


軽量マウスが流行る昨今ですが、Xtrfyにもとうとう登場しましたね。その重量は公称値「69g(ケーブルを除く)」と一般的なマウスと比べて非常に軽量となっております。超軽量系を謳うマウスの中で特別軽い!というわけではありませんが、軽量系としては合格ラインと言えるでしょう。


基本データ

左右非対称マウス
重量69g(ケーブルを除く)
センサー: PixArt3389
DPI: 400/800/1200/1600/3200/4000/7200/16000
ポーリングレート: 125/500/1000Hz
LoD: 1mm以内(実測値)
スイッチ: オムロン製
ケーブル: Xtrfy EZコード
ドライバレス


◆結論◆


「万人に勧められる良マウス。買いです。」


初めてゲーミングマウスを買う人にも、競技シーンに出ているようなコアユーザーにも「取り敢えず買って使って」と言えるマウスです。マウスに悩んでいる人には是非手にとって欲しい選択肢です。


【ポイントまとめ】


■超軽量構造

公称値「69g」と軽量で、一般的なゲーミングマウスは100gを超えることが多い中で、高性能でありながら軽いというのは良いポイントであると言えるでしょう。実際の重さですがケーブルを除いて約70g(僅かな個体差は有)全て込みでも約100gでした。


■独自の右手用デザイン

形状はこのマウスが非常に優れている言えるポイントの一つです。従来のマウスでは”掴み持ち”と”被せ持ち”で大きな差がありマウスによっては「使えない」と言っても過言で無い場合もありました。しかし、M4では被せ持ちユーザーが使い易いのはもちろん”掴み持ち”ユーザーがそれほど違和感を感じることなく移行出来る形状になっていると感じました。また、左右対称マウスからの移行もとてもすんなり出来ると感じています。


マウス自体のくびれが握った時の感触を良くしてくれており、親指の置き場は深すぎず浅すぎず違和感なくマウスと一体化させてくれます。掴み持ちユーザーが被せ持ちユーザーにフォーカスしたマウスを使い辛いと感じてしまう大きな理由の一つは薬指と小指の置き場・置き方にあると私は分析しておりますが、M4では「親指置き」と似た「薬指置き」にあたるようなカーブが存在しています。これが掴み持ちユーザーがマウスを摘んだ時に違和感を感じ無いようにしているポイントであると考えます。


■Pixart 3389センサー

最新のセンサーを搭載しているので「最も新しいセンサーが!」と求める方にも問題無くお使いいただけるマウスです。


■Xtrfy EZコード

独自のケーブルを採用しており、擬似パラコードのようなケーブルとなっております。非常に柔らかく従来のマウスで起きていた”コードの巻癖”は存在しません。ケーブルに癖がついてマウスパッドに擦れたり、机に擦れたり・・・プレイ中に違和感を感じるポイントは複数存在していますが、Xtrfy EZコードはそれを一切無くしてくれます。


【りすきぅ的ポイントまとめ】


+ 非常に高い工作精度、加工精度

一言で言えば「雑なポイントがとても少ない」です。以前より私が何故Xtrfyを推し、自分から声をかけてスポンサー契約まで行ったかと言えば「プロレベルで考えた時に痒いところが非常に少ないところ」が決め手です。その中でもこのポイントは強く推したいところです。言いたくありませんがマウスやメーカーによって、非常に雑な作りをしているところもあります。そしてそれはパッと見では分かり辛く、内部的にあったり・・・気にされにくい場所だったり・・・ただ、プロレベルで見れば”その一箇所”が命取りになります。そこまで細かく気にしている点はとても好印象です。(もちろん全く無いわけではありません)


+ 万人ウケしやすい作りであること

形状、コンセプトなどなど、そのどれをとっても誰に対してもお勧めをしやすくまとまったマウスという印象です。人によって好みや手の大きさや癖、プレイスタイルやその全てがデバイスの選択を左右しますが、どんな人でも一度手にとって試してみて!と言えるのがこの「Xtrfy M4」になった。そう断言出来ます。今までは「オススメのマウスを教えてください」と言われれば「具体的にどんなマウスが良いですか?」と聞くことが多かったですが、これからは「特に拘りがなければM4を買いましょう。もしあれば、それを聞いた上でアドバイスします」となる可能性すら感じました。


※サイズ感は小さめですが、私の様な手のサイズ(20cmを超えるような・・・)でも非常に扱い易いマウスなので、手の大きい人でも安心してお勧めできます。実際の数字よりも握った感触は更に小さく感じるので、手の小さい方にとってもとても良い選択になると言えます。


+ 細かな気配り

先述した内容「痒いところが少ない」に続く話ですが、Xtrfyは非常に”気配り上手”という印象があります。その気配りがM4では遊び心の「キーキャップ」「ステッカー」と交換用の「マウスソール」に表れています。(※ちなみにキーキャップはオーソドックスなメカニカルキーボードであればXtrfyのものでなくても使用出来ます。)


そして更に補足ポイントではありますが、交換用ソールには”センサー周り用のソール”が含まれています。が、何故初期ではついていないのか?という点です。一般的な目線で言えば「最初からつけておいたら?」となるかも知れませんが、センサー周りは非常にデリケートでマウスソールは粘着面がマウス底面に接着していますが、それでもやはり使用していくうちにホコリやゴミを巻き込んでくっ付いて行きます。


センサー周りにマウスソールがある場合、結果としてその周りのソールにくっつきセンサーの読み取り異常を起こしてしまう可能性が存在しています。ユーザーはマウスパッド上の掃除を気にしなくてはいけなくなるという点が生まれてしまうので、その点をユーザーに選択を委ねたのでは無いか?というのが一つ気配りポイントでは無いかと考察しています!(こんな細かいところまでユーザーの気持ちを気にしてくれるメーカー他にありますか?)基本的には付けた方がメリットが多いと考えてはおりますが、メンテナンスが面倒になります。


説明書も簡潔にまとまっており、図だけで理解可能です。ドライバレスのデバイスである為、設定などを気にする必要もなくライトからプロまで誰もがその恩恵を感じることでしょう。プロレベルでは大会ルールでドライバーをインストールを禁止されていることもありました。それだけでマウスによっては・・・という事件もありましたが、ドライバレスであれば、その可能性も一切考える必要はありません!

+ 非常にスムーズなクリック感

クリックとサイドボタンのクリック感は非常に出来が良いと言えるでしょう。左クリック、右クリックは硬すぎず柔らかすぎず適当なクリックの感触があります。反応までの深度も”ちょうど良い”と感じています。個人的な意見ですがサイドボタンは浅すぎるマウスが多い中、M4は誤爆(間違って押してしまうこと)が無いような作りになっており、とても良いと感じています。


+ Xtrfy EZコード

この独自ケーブルは私の中でめちゃくちゃホットです。無駄な癖が付かず、とても柔らかいのでマウスをコントロールするときに抵抗感を感じません。疑似パラコードとありますが、個人的にはこのケーブルを開発・採用したのは大当たりな予感です。今までのマウスで感じていた不満点として「マウスパッドや机などに擦れたりして悲しみを生む」とか「癖が強すぎて操作に抵抗感が生まれる」とか「そもそも癖が気になりすぎてむかつく・・・」が一切解消されます。


+ ホイールが非常に使い易い

ノック感が良く、クリック感も丁度良いです。他のXtrfyマウスと比べても非常に回し易いのでホイールを多用するユーザーにとっては神ポイントだと思います。


+ 最高のデバイスとしては安い(約8,500円)

正直ここの価値観はその人によって変わってきますが、このレベルのデバイスにしては非常に安く収まったと思います。最近のデバイスは高過ぎて困ったことになってますが、大分斬り込んできた印象です。ライトの人にとっても決して安く無い買い物ですが、趣味で出せなくは無いレベルに収まったかな?と思います。それでいて向こう何年も使えます。


+- 簡単にアクセスできる設定変更ボタン

昨今のゲーミングデバイスでは殆ど採用されているので特筆する内容ではありませんが、一つ気配りになっている点は「マウス底面」に存在することだと思います。ホイール下に意味深なボタンがありますが、これは”LED変更ボタン”で設定を変えるわけではありません。アクセスし易過ぎる=誤爆があり得るので、ここは良ポイントだと思います。(GLHF!)

+- カラーラインアップ

XtrfyではXtrfyカラーとも言える「黒・黄」がメインのデバイスばかりでしたが、今回は5パターンのバリエーションがあります。正直バリエーションの豊富さは他のメーカーの方がありますのでプラスポイントとは言えませんので±として・・・。ちなみに個人的なヒットは「ピンク・レトロ」です。(一番左と左から四番目の色です。)

+- 綺麗なLEDイルミネーション

こちらも昨今では珍しく無い機能です。ただXtrfyのイルミネーションは気持ち綺麗な気がします。(プラシーボこんにちは)光物は”ゲーミング〇〇”と表現するくらい珍しく無くなってしまいましたね・・・。個人的に高くなるくらいなら抜いて欲しいものの、あったらあったでモチベーションやオリジナルの表現に繋がるのでありだと思ってます。


- 見た目が人を選ぶ

この手の穴を開けたマウス、ハニカム構造はやっぱり苦手な人はとことん苦手な気がします。カッコ良いものであるかと聞かれると私も?という感じです。集合体恐怖症の人にとっては卒倒ものかも・・・。


後一つ、私はかなり重度な潔癖症なのですが、同じく神経質な人にとってはメンテナンスが気掛かりかも知れません。穴が空いている=掃除が難しい。分解しないと出来ない箇所がある。と手汗や手垢が気になって不潔に感じてしまう人がいる気がします。超軽量を謳うマウスは穴を開けたマウスばかりなので仕方がありませんが、Xtrfyならではの気配りで少しずつ調整してもらえると嬉しいポイントですね。(ちなみに汗やホコリはちゃんとカバーしているので、穴が空いているから・・・と気にし過ぎる必要も無いです。


ワンポイントですが、ブラックを選択してLEDを切ることで穴が気になり難くはなります。それと、この穴が通気性を高めてくれてる側面もあるので、手汗が気になる人は少しだけ間接的な恩恵があるかも?です。


- クリック部分が若干不安定(個体差有)

ここが私の中で結構なマイナスポイントです。指を置いたときに左右にカタカタなることを指しています。かっちりすることは難しい部分ですが、やっぱり気になる部分ですね。ただ、Xtrfyの他マウスで存在した「ズレすぎて右クリックと左クリックが擦れる」ということは中央が完全に分離されているのであり得ません。チャタリングなどの不具合は今のところ一切ないので、そこが非常に安定しているだけに少し残念ポイントです。


- サイドボタンが不安定(個体差有)

必要な押し込みの力加減が一定じゃない時があります。ここも結構なマイナスポイントで、割とプレイ中に気になったりします。サイドボタンが非常に良いポジションにあり、クリック感なども高レベルなので使いたいのですが、この不安定さがあって少し気になってしまっている状況です。


- グリップ力が弱い

これは人によるマイナスポイントだと思います。表面の加工と形状のバランス的にグリップ力が弱いです。対策はあるのでグリップ力を向上させることは可能ですが、純正のまま使いたい人にとってはそうも言ってられないと思うので残念ポイントだと思います。ここは素直にXtrfyに改善を求めたいところ。ただシンプルな話ですが”人による”ので、解決案としては表面加工のパターンが選べたら良いなと思っています。


- Pixart 3389センサーが不安定

これはマウス自体の話じゃないのですが、最新センサーということもあってセンサーはちょっと不安定です。これから改善されていくと思いますし、Xtrfyにはその点ではあまり心配していないものの、現時点ではマイナスポイントです。


- Xtrfy EZコード

プラスにもあったのにマイナスにもあるんかい。っていうツッコミありそうですが、何がマイナスかっていうと柔らか過ぎるのでマウスバンジーによっては綺麗に挟み辛い点です。内部線とEZコードの間が余分にあり過ぎる気がします。ただケーブル自体は太いわけではないので殆どのマウスバンジーで対応できると思います。そして特徴上、一度はめたらズレにくいというのは高ポイントだと思います。


- センサーの位置が若干の違和感

これも人によるマイナスポイントです。マウスを持った時の手の感じからセンサーの位置を感じ取りつつ、直感的に動かそうと思ったときに若干違和感があります。ただ手の大きさや動かし方、感覚によって全然違いがあるポイントなので強いマイナスポイントというわけではありませんが、万人に納得を貰えるセンサーポジションもあると言えばあるので、そう言った点でマイナスポイントとしてあげました。


記事投稿現時点での思うところをまとめて見ました。スポンサー製品だからといって意見は妥協しません。むしろスポンサー製品だからこそ直接改善要求していく気持ちです。ですので、その辺りはご安心下さい。


贔屓目抜きで万人にお勧めするには最高のマウスが出てきたと思っています。まず買って下さい。Xtrfyからは近々K4というキーボードも出てきますし、ますます快適なゲームライフのお供が生まれそうな予感です。


この記事が参考になったよー。面白かったよー。ここはこうして欲しかった。これはダメ。こんなの書いて欲しい!という方は是非私へ直接ご感想を送って下さい。レビュー記事を書くモチベーションに繋がって、ブログの更新頻度が上がるかも知れません。


◆リンク等まとめ◆

※購入先リンクです。当サイトから買って貰えると、とても嬉しいです。

◆メディアまとめ◆

開封動画

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